メルコリゾーツ&エンターテインメント(Melco Resorts & Entertainment)とサンズ・チャイナ(Sands China)は水曜日に、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility = CSR)を果たす努力をアピールし、マカオの統合型リゾート(IR)各社はコミュニティに回帰するとの自社の強い誓いを熱心に訴えている。
日本でライセンスを取得しようとしているメルコは、無公害の電気バス20台を正式に投入することを表明した。
マカオでは、電気バスが一度にこれほど多く投入されるケースは初めてであるという。
式典は、製造元である鄭州宇通客車(宇通集団)の代表者の出席のもと、スタジオ・シティ(Studio City)で行われた。
メルコが投入するバスは、統合型リゾート施設であるシティ・オブ・ドリームズ(City of Dreams)、スタジオ・シティ、およびアルティラ・マカオ(Altira Macau)の利用者を運ぶ。
「マカオを世界有数のグリーンツーリズムの本場として開発しようというマカオ政府の政策を後押ししているのが、メルコ・リゾーツ&エンターテイメントなのです」と同社の執行副社長、ならびに人材と企業の社会的責任(CSR)の最高責任者を務めるアキコ・タカハシ氏(Akiko Takahashi)は語る。
同じく日本でのライセンスの取得を目指す競合会社であるサンズ・チャイナによると、9月4日から7日にかけてサンズ・マカオ(Sands Macao)、ザ・ベネチアン・マカオ(The Venetian Macao)、サンズ・コタイ・セントラル(Sands Cotai Central)、およびザ・パリジャン・マカオ(Parisian Macao)で特別採用説明会を巡回して主催した後、同社のサンズ・ケアズ・アンバサダー(Sands Cares Ambassador)プログラムを通して新たに1700人のボランティアを組み込んだという。
このプログラムを通して採用したアンバサダーの総数は、現時点で3300人を超えている。この採用活動を皮切りに、「Spreading Love(愛を広めよう)」、「Embracing Our Community(私たちのコミュニティを包み込もう)」など、サンズ・ケアズ・アンバサダー・プログラムの開始から10周年を祝うさまざまな活動が始まる。
サンズ・チャイナはこのような機会を利用して、いわゆる企業の社会的責任に関する取り組みを進めるためチームの一員になってくれる人たちを巻き込もうと、ボランティア・プログラムの知名度を高めようとしている。(AGB)