現職の仁坂吉伸氏がカジノ反対派候補の畑中正好氏を破り、和歌山県知事としての4選を確実にしたこにより、IR入札への政治的道筋は開いた。
仁坂知事の勝利は、7月下旬にカジノに対する反発を票数に繋げようとした相手に競り勝った尾花正啓市長のそれに続く。
仁坂知事は、多くの政治家のように選挙時に県内でIRを構築するための支持を軽視することなく、問題へ全面的に取り組み、IR入札を進めようとしていたことを明確にしていた。
しかし、仁坂知事には残る一つの課題は、尾花市長にマリーナシティでのIR内のカジノに外国人観光客だけではなく、日本人の入場を公式に認めさせることである。今年5月、AGB Nipponとの独占インタビューでは、仁坂知事はこの問題に関して尾花市長を説得させる自信を述べていた。(AGB Nippon)