中国のくじサービスプロバイダーの500ドットコムは、収益減により2019年第一四半期の純損失が9320万元(約14億8600億円)だったと発表した。
欧州でマルチ・グループ(The Multi Group)経由で展開しているオンラインくじおよびオンラインカジノ事業による純収益が、62.8%減の1430万元(約2億2800万円)に落ちた。
マルチ・グループのスウェーデンでのライセンス転換によるウェブサイト移行が主な原因としている。この手続きにより、全ユーザーが再登録が必要となった模様。また、中国でのスポーツ情報サービス事業を今年3月に停止した。
同社はさらに14日、ワン・フイシャン氏(Huixuan Wang)が6月1日付で会長の座から降り、チェン・ジュドン氏(Xudong Chen)が新たに会長に就任すると発表した。チェン氏は今年の4月から清華紫光集団の執行副社長を務めていた。
500ドットコムは以前、日本IR市場参入をほのめかしていたが、現在継続しているのかは不明。(AGB)