ラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)グローバル開発責任者のジョージ・タナシェビッチ氏(George Tanasijevich)は、サンズがMGMリゾーツ(MGM Resorts)と同様に大阪を優先する戦略をとっていると同氏が明白に示した。
タナシェビッチ氏は横浜の世論調査でIR誘致への支持が十分でないこと、東京についてはオリンピック準備で手が回らないと指摘した。同氏は「現時点ではどちらもチャンスがないとみている」と発言した。
これはどんなIRを求めているのかはっきりし、積極的に方針を策定している大阪のスタンスと対照的である。
タナシェビッチ氏は産経新聞とのインタビューに応じて語っていたが、サンズがこのような大きな発表をするにあたり産経が主に報道するようになっている。
サンズが持っていると思われる政治的なコネと情報ネットワークでは、同社が横浜・東京のIR誘致を断念したことから、それらの自治体が予想外の発表を控えてる可能性が低いと考えられる。サンズは、第一段階で3つあるIRライセンスを付与されるのは大阪と地方市場2ヵ所とみている。(AGB Nippon)