先週、ウィン・リゾーツ・ディベロップメント・ジャパン(Wynn Resorts Development Japan)合同会社代表のクリス・ゴードン氏(Chris Gordon)は日本の記者向けに説明会を開き、アンコール・ボストン・ハーバー(Encore Boston Harbor)を紹介し、日本の主要都市におけるIRの教訓となることを示唆した。
ゴードン氏は「ボストンのリゾートには、観光プラットフォームをのぞいて日本IRの構成要素のすべてが含まれている。日本の場合、IRだけでなく全国における観光を開拓するためにそのプラットフォームを追加する」と述べた。
また、同氏はウィン・リゾーツが考えている環境計画も強調した:「コンサルタントとともに日本に関するアイディアを絞り出している。二酸化炭素排出量の非常に少な い建築物を作れると思う… 日本の気候を理解するために世界トップの専門家と共同している。今ではなく将来を見据えた建築物を作るために」という。
もう一つの焦点となるところがIRの人間的な部分:「我々が考えるのは建築物が人を幸せにすることはない。貢献するけど、人を幸せにしない。人を幸せにするのは話をかけたり、助けをしたり、接客をしたり、役目をこなしてくれる従業員である人間だ。その人間がIR環境を良くする」と同氏が語った。
説明会ではゴードン氏がウィンの日本におけるコンソーシアム・パートナー候補について多く語らず、CNBCとのインタビューにて「いくつかの都心で共同している、有力なコンソーシアムを持っている」としか述べなかったウィンの最高経営責任者であるマット・マドックス氏(Matt Maddox)よりも口が堅かった。(AGB Nippon)