大阪市は29日、松井一郎大阪市長を本部長とする「夢洲まちづくり推進本部」の初会合を市役所で開催した。府から田中清剛副知事などの幹部が出席した。
夢洲まちづくり推進本部は、公共・民間部門と連携しながら2025年国際博覧会やIR開発を目指すものである。
現時点では、大阪府・市は中央政府がカジノ管理委員会やIR誘致など規定の策定が先送りにしたことに苛立ちを公に表している。
大阪は中央政府の策定の先送りが不要で非生産的であると主張するが、IR開発の予定が2025年国際博覧会に開催に間に合わない恐れが高まりつつある。博覧会が開催される6ヶ月の間に約2800万人が夢洲を訪れることが予想されているため、IR開発が間に合わない場合は大きな経済的な機会が失われる。
大阪の吉村洋文知事は「政治的な理由ではなく、予定通りやってもらいたい」と不満を述べた。
多くのアナリストは2024年までに夢洲IRをオープンするという目標が非現実的とみている。
一方では、関西経済連合会と関西広域連合は、夢洲への陸上・海上アクセス改善をめぐる意見交換会を開催した。(AGB Nippon)