エンゼル、GPI買収が5月に完了

米国で上場しているゲーミング・パートナーズ・インターナショナル(Gaming Partners International = GPI)は、エンゼル・ホールディングス(Angel Holdings)による買収が、当初の予定より早い2019年5月1日に完了すると発表した。5月1日付でGPIはエンゼルの傘下に入り、上場廃止する。

GPIは昨年11月にエンゼルと1億1000万米ドル(約122億円)の現金取引合併に合意した。

エンセルはゲーミング業界と小売市場向けにトランプとカードゲームを製造、販売している。カジノのトランプとテーブルゲーム設備の世界的大手であるエンゼルには、ベストセラーのAngel Protect Pre-shuffled Cards、エレクトロニック・シューズのAngel Eye(R)シリーズなど、多くの画期的イノベーションがある。本社は日本の京都にあり、日本とシンガポールに製造施設を持つ。米国、マカオ、オーストラリア、フィリピンにも事務所がある。

GPIは世界中の認可カジノ用のテーブルゲーム設備を製造、供給している。Paulson(R)、 Bourgogne et Grasset(R)、Gemaco(R)、Dolphin(R)、Bud Jones(R)のブランド名で、GPIはチップ、プラク、ジェトンなどのカジノ用代用通貨、トランプ、テーブル・レイアウト、ゲーミング家具とテーブル・アクセサリー、サイコロ、ルーレット盤を供給する。GPIはカジノ代用通貨に無線周波数識別装置(RFID)技術のようなセキュリティー機能を利用する先駆者で、RFIDリーダー、ソフトウエア、ディスプレーを含むRFIDソリューションを提供している。(AGB Nippon)