マカオのカジノが顔認証システム試験を開始

マカオのゲーミング規制機関によると、いくつかのカジノが顔認証システムを試験しているそうだ。

マカオ・ゲーミング検査調整局(Gaming Inspection and Coordination Bureau = DICJ) パオロ・マルティンズ・チャン局長(Paolo Martins Chan)は「現時点では、2~3ヵ所のカジノが試験している。試験中、カジノ事業者は個人情報保護法を遵守しなければならない」と述べた。

認証システムがカジノ従業員の立入禁止を実施するために使われるかについて現地メディアに問われたところ、チャン氏は政府が現状を見極めるのにもっと時間が必要と述べ「当事者が個人情報保護法を理解するのに時間がかかると思う。出来れば、初期段階では認証システムが小規模で限られた場所で使われる。それから法律がどのようにこの技術を管理できるか分かるようになる」とさらに続けた。

チャン氏によると、顔認証システムは現在セキュリティー対策の目的のみで使われている。(AGB)