三重県の鈴木英敬知事、再選を目指す

三重県の鈴木英敬知事(44)は、3選を目指し知事選に出馬することを17日に式表明する見通しだ。鈴木氏の勝利は、桑名市のIR誘致にとって必須条件になると考えられる。

名古屋市の河村たかし市長が桑名市のナガシマスパーランド周辺をIRの候補地として挙げたことに対して、鈴木知事も桑名の伊藤徳宇市長もまだ方向性が決まってないようだが、伊藤市長が「情報収集を進めている」と述べている。

4月の知事選では、鈴木知事には少なくとも一人の競争者がいる。共産党三重県委員会などでつくる市民団体が擁立する鈴木加奈子氏(79)が以前に知事選への出馬を発表し、支持基盤を考えるとカジノを強く反対する方針をとることが想定できる。

去年の11月に、名古屋市の河村たかし市長の突然な提案を受けた鈴木知事は、「候補に挙げられたこと自体、驚きをもって受け止めている… 県が積極的、主体的に取り組むスタンスではない」と不満を表したが、その可能性を完全に拒否している様子はない。(AGB Nippon)