東京都、築地再開発の方針を決定

東京都は3月29日に、国際会議場を含まれたエンターテインメント施設として再開発するという、以前に発表された旧築地市場再開発の方針を正式決定した。初段階の方針が修正され「食文化」が再開発の重要なテーマの一つであると強調された。

東京都の小池百合子知事は1月に、開発計画にはカジノが含まれていないため統合型リゾート(IR)ではないと発言したが、MICE施設に偏っているところがIR計画に酷似している。

しかし、今後に築地の再開発方針がIRに展開しないのではないと疑問をいだいている者が少なくともいる。

とはいえ、築地再開発が必要とする長期間を考慮すると、築地が最初の3つあるライセンスを確保してIRとなることが想像に難い。

1月に公表された方針が修正されたのは「食文化」のテーマを強調するためであり、小池知事が以前に市場機能とその歴史を活かして開発する約束に背いてるという批判への対応だと思われる。

市場機能が豊洲へ移転されたため修正方針には卸売市場の再創造が盛り込まれていないが、これから建設される施設に築地の著名な歴史が何らかの形で注入されるでしょう。(AGB Nippon)