北海道知事選挙、カジノ議論で源平に分かれる

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IR誘致の問題が北海道知事選挙で予想どおり重大な論点となっている。この問題の重要性を強調するかのように、苫小牧市民会館で開かれた演説会にて日本共産党の小池晃書記局長が野党統一候補の石川知裕氏に推薦証を手渡した。

立憲民主党に擁立された石川氏の出馬は、中道左派の統一した野党に支持されている模様。

石川氏は、演説会で日本共産党の熱心な聴衆の前で「中央依存型の道政から道民に向き合った北海道を目指す。カジノ誘致より子どもの未来のための施設をつくる」と宣言した。

その一方で、高橋はるみ道知事は今までかつてないほどはっきりとIR誘致に対する支持を見せたが、誘致が現実となるかどうかは次の知事の決定事項であることを認めている。

高橋知事は20日の定例道議会本会議で「懸念される諸課題への万全の対策を講じることを前提に、IRの誘致に向けた取り組みを進めていくことが重要」と語っている。同氏は今まで公然とIR支持を述べることは少なかった。

保守で出馬を表明した鈴木直道氏は道内IRの希望であるが、はっきりした意見を述べることなく観光復興などのプラス要因とギャンブル依存症の懸念などマイナス要因を挙げていった。

曖昧な結論に至りながらも、鈴木氏は専門家と道民の意見を広くて聞いて、「道民目線」でIRに関する政策を考えると主張している。(AGB Nippon)