アイカーン氏、シーザーズ取締役会の3席を確保

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シーザーズ・エンターテインメント(Caesars Entertainment)は先週、カール・アイカーン氏(Carl Icahn)が同社取締役3人を任命することで合意した。これにより4月末に予定されている現CEOのマーク・フリッソーラ氏(Mark Frissora)の退任後、大きく方向性が変わることが予想される。

アイカーン・グループのキース・コッザ氏(Keith Cozza)、コートニー・メイザー氏(Courtney Mather)およびジェームズ・ネルソン氏(James Nelson)の3名が、即時有効でシーザーズ取締役会に加わった。また、他の条件などが揃えばアイカーン氏は4人目を任命する権利を得る可能性がある。

アイカーン氏は、株式非公開会社のアフィニティ・ゲーミング(Affinity Gaming)のCEOアンソニー・ロディオ氏(Anthony Rodio)をシーザーズの時期CEOに推薦している。アイカーン氏は依然としてシーザーズの売却または合併を主張している。

先週、アイカーン氏は「シーザーズにとって最善の道は、既に確立している地域的存在感を強化するための徹底した戦略プロセスによる売却か合併です。それによりシーザーズは引き継ぎシーザーズ・リワード・プログラム(Caesars Reward Program)を活用でき、シーザーズのラスベガス市場により多くのプレイヤーを呼び寄せることが出来ます。シーザーズは世界のゲーミングの聖地であるラスベガスで最強の競合社となる」とコメントした。

シーザーズはラスベガスの大手競合社と比較するとアジア市場での存在は小さいが、現在韓国・仁川で建設中のシーザーズ・コリア(Caesars Korea)は2021年のオープンにむけて進んでおり、日本でも積極的に活動している。(AGB Nippon)