グローバル・マーケット・アドバイザーズ（Global Market Advisors）のリサーチレポートによると、大阪が目指す世界博覧会前年の2024年IR開業は時間的に厳しく、2026年までは日本のIRが開業できない見解を発表した。
「3つのうちの1つのラインセスを取得した前提で、2025年までに夢洲IRをオープンさせることは、積極的なタイムラインを引いても非常に難しくなります。これは日本国内における大規模な建設プロジェクトに伴う数々の課題に加えて、人工島特有の課題も多い。環境関連のプロセスは20から24ヶ月掛かる見込みである。」
また、同レポートは一般的なIR建設時間軸を例に「大規模な統合型リゾートは通常34から40ヶ月の建設期間を必要とする。全体的な開発タイムラインは54から64ヶ月。同書の作成時には2025年まで67ヶ月と迫っている。2025年開業の可能性を残すためには今後12ヵ月以内にライセンスが与えられる必要がる」と僅かな可能性があると述べた。
一方、レポートには政府が管理体制の設立に対して遅れを取っている点に関して、報道されているほど延期されないと予想している。グローバル・マーケット・アドバイザーズの考えでは、カジノ管理委員会は年末までに設立され、国土交通省は2020年の始まりには基本方針を公表する。
さらに自治体は2021年にIR事業者を選定し、ライセンスの取得は2022年中頃になる。実際の建設期間は2023年から2026年となる。(AGB Nippon)