インペリアル・パシフィック、一時的にカジノを閉鎖

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インペリアル・パシフィック・インターナショナル(Imperial Pacific International)は、スーパータイフーン・イートゥ(Super Typhoon Yutu = 台風26号)による観光低迷および損害を理由に、サイパンのカジノ運営を「今後通知があるまで」一時的に閉鎖する予定でいる。

フィリピンではタイフーン・ロジータ(Typhoon Rosita)として知られる同台風は、非常に強力な熱帯低気圧で、10月下旬にテニアン島やサイパン島など北マリアナ諸島の島々を襲った。

インペリアル・パシフィックでは、より多くの観光客を呼び込むため、サイパン・リゾートのマーケティング活動を日本でも行っている。

数10億ドル規模(数1000億円規模)の同リゾートプロジェクトは数多くの問題に直面しており、最近ではプロジェクトのホテル部分を完成させる期間を3年間延長していた。

これまではカジノといくつかの飲食施設のみが開店している状況である。

「これはちょうど私たちの経済と観光産業がいかに脆弱であるかを示しています 。 スーパー台風イートゥのような1つの出来事が私たちの未来に影響を与えます」と北マリアナ諸島自治連邦区のラルフ・D.L.G. トーレス知事(Ralph D. L. G. Torres)が述べた。

先週木曜日のインペリアル・パシフィックの声明では「観光業界が「すぐにリバウンドして、会社が通常のカジノ運営を再開できるようになる」と語った。

「スーパー台風イートゥはサイパン島とテニアン島に破壊の跡を残した」と同社は述べた。

「嵐が私たちの美しい島々を戦場のように化し、今回の自然災害には心も痛めつけています。島全体の破壊は、個人的な財産、私たちのインフラストラクチャー、ビジネス界に影響を与えました。他の多くの国と同様、インペリアル・パシフィック・インターナショナルもこの破壊の道筋に含まれていました。」

「また、インペリアル・パシフィックは予想外の被害で数100万ドル(数億円)の損害を被ったため、台風後の清掃と修理が安全に行われ、従業員と建設現場が保護され続けるように調整する必要がありました。」

過去2週間、インペリアル・パシフィックは営業時間を短縮し、必須従業員のシフト限定し、その他の従業員には有給休暇を取るか地域社会の復興努力を支援するために年金として割り当て対象となる同社のコミュニティ・サービス・プログラムに自発的に参加することだ出来る。

同社は、台風後の必要な修理を行うためにカジノを開店したままにしないと判断し、2018年11月16日金曜日より一時的にカジノ運営を停止することを決定した。(AGB)