シーザーズ、新CEO就任後は収益増

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アメリカを本拠に置くシーザーズ・エンターテインメント(Caesars Entertainment)は、ラスベガスのゲーミング事業とセンタール社(Centaur)の買収に加えて、運営効率の向上などの要素により、2019年第一四半期の収益およびEBITDAR(金利・税金・償却・賃借費前利益)が成長した。

総収入が7.3%増の21億ドル(約2300億円)、営業利益は92%増の2億4000万ドル(約270億円)。

ラスベガス市場での収益増は、カジノに有利なホールド率、スロットの稼働向上およびホテルの収益増が要因になっていると同社は述べた。

シーザーズのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者であるエリック・ヘッシン(Eric Hession)は、ラスベガスでの好成績は、アトランティック・シティ市場での競合他社の影響および天候に関連する閉鎖などにより一部相殺されていると語った。

また、発表によるとシーザーズに起因する純損失が2億1700万ドル(約240憶円)に増えた。

これは負債の公正価値の変化、シーザーズ・パレスのオクテビウス・タワー(Octavius Tower)およびハラーズ・フィラデルフィア・カジノ&レーストラック(Harrah’s Philadelphia Casino and Racetrack)のリース戻し条件付き売却取引の失敗に関連する支払利息の増加、そして信用供与に対するロンドン銀行間出し手金利の増加などが原因になっている。

同社は新たにアンソニー・ロディオ氏(Anthony Rodio)をCEOに任命しており、同氏は今回の株主向け業績発表にも参加した。(AGB)