トランプと金正日の首脳会議を前に、韓国カジノの株価が上昇

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アメリカのドナルド・トランプ大統領と金正日(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との米朝首脳会議の開催を前に、国境を越えた協力への期待を背景に韓国のカジノオペレーターの株価が上昇したと、地元メディアが報じている。

金氏は、北朝鮮の東海岸にある元山(Wonsan)にあるカジノへのアメリカ側からの投資を取り付けようと目論んでいる。東亜日報によると、金泳哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長は金曜日、ホワイトハウスでの会議においてカジノや観光地への投資支援をアメリカ側に要請したと報じた。

国営のカジノオペレーター、グランド・コリア・レジャー(Grand Korea Leisure)の株価は6.52%増の28,600ウォン(約2,900円)、ライバル会社のパラダイス・グループの株価は5.84%増の19,950ウォン(約2,000円)となっている。

また、両首脳は6月12日にシンガポールのセントーサ島にある「カペルホテル」で会合する予定である。

北朝鮮はすでに小規模ではあるが2つのカジノを所有しており、クルーズ船運営のプログラムへの投資を募っている。 昨年の報告によると、このクルーズ船プログラムは、東部のリゾートエリアとロシア極東、及び東南アジアを結ぶものとなっている。

ガイドラインによると、外国企業または合弁会社は、今後10年間に1,000万ドル~2,000万ドル(約11億~22億円)の投資を行うことによって、クルーズ船を運営する資格が取得可能であるという。

また、北朝鮮では近年公営ギャンブルとしての競馬を解禁している。(AGB)