ドイツ銀行（Deutsche Bank）のアナリストによると、VIP客数の減少、同業者との競争の激化、サッカーのワールドカップの影響により、ウィン・リゾーツの2018年第2四半期の予測を修正した。
「ワールドカップやユーロ選手権が過去の実績に大きな影響を与えているとは考えてはいないが、今年のワールドカップ（ロシア）はブラジルの2014年イベントに比べ距離的には近いため、ジャンケットなどは顧客に対して6月は観戦旅行を手配します」と述べた。
ドイツ銀行は、「市場でより積極的なジャンケット活動の兆候があるとは考えていない」と付け加えたがだが、同業者のVIP客層部門での努力増加は、 ウィンのVIPの収益を脅かす可能性があると指摘した。
ジャンケットはアジアのハイエンドゲーマーの主な推進力であり、特に中国からの富裕層のために旅行を手配し、財務を整理する役割を担う。マカオは歴史的に、これらのハイローラーの収益に頼ってきたが、政府はマカオがより親しみやすい家族向けの市場へ変身することを目標にしている。
オペレーターにとって、ハイローラーは、テーブルでの大きな利益の代償として、無料のホテルスイートやその他の特典を提供される傾向があるため、収益性が低くなることもある。
また、日本代表も参加する4年に1度のサッカーワールドカップもゲーミング業界の収益にも関わるとされ、この一大イベントの影響力は特に興味深く観測する必要もありそうだ。(AGB)