ハウステンボスがIRオペレーターに土地30ヘクタールを売却

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長崎県、佐世保市とハウステンボス社の3者がIRの具体的な関する合意を結んだことにより、長崎のIRライセンス入札が大きな一歩を踏み出した。

長崎県の中村法道知事、佐世保市の朝長則男市長、ハウステンボス社の沢田秀雄社長が出席した4月8日の記者会見では売却の対象となる30ヘクタールの土地が発表された。IR誘致に成功すれば、この土地はIRコンソーシアムに売却されると考えられる。

しかし、沢田氏はコンソーシアムに主なメンバーとして加わるつもりなく「事業者としては参加しない。ただ要請があれば一部施設の運営受託などはあり得る」と語り、投資に見合ったリターンが得られるかどうか慎重がスタンスを再び示した。

土地は現在「ハーバーゾーン」と呼ばれ、ホテルヨーロッパやフォレストヴィラとその未開発の土地などが立地する。2017年のRFIプロセスで可能性として挙げられたロッテルダム駐車場は含まれないようである。

朝長市長は「10年以上前からIRの研究を重ねてきた。地域間競争に打ち勝ちたい」と意気込みを語った。

この展開により、長崎のIR計画が現実味を帯びきて、県が再び有力なIR候補地であることが示された。(AGB Nippon)