名古屋市長、IR競争に参加希望

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名古屋市長の河村たかし氏は7月17日の記者会見にて自身の中央都市でのIR入札を支持することを突然発表し、「名古屋で手を挙げるのは良いことだと思う」と述べた。

河村氏は「名古屋駅から近いところは便利。世界の人が来やすい」とも主張。

名古屋駅は関東圏と関西圏から約2時間離れた位置にあり、東海道新幹線を使えば簡単にアクセスが可能。東京と名古屋間を約40分という短さで結ぶ2027年に開通予定の超高速磁気浮上鉄道である中央新幹線が現在建設中である。

しかし、河村市長の案には3つの大きな壁が立ちはだかっている。

まず第一に名古屋中心部にIR建設用の土地があるかどうかが不明であること。

また中部国際空港近郊の常滑市もIR入札に取り組んでおり、愛知県内の二つの市の間で競争が起きることが予想される。

さらには河村市長と愛知知事の大村秀章氏が不仲であるということ。2人はかつて政治面において味方同士だったものの、その後疎遠になった。IR実施法案の条件は大部分の権限を都道府県の手に委ねている。(AGB Nippon)