和歌山市の市長選の討論で、IRプランが避難

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7月5日に行われた和歌山市の2人の市長候補の直接討論では、どちらの候補者も現在のところマリーナシティでIRを構築する県政の計画の合致を示していないことが明確になった。

現職の市長、尾花正啓氏はIRの構築コンセプトを支持している。同氏はこれについて、IRの構築が地域の経済に肯定的な効果をもたらすと述べているが、外国人専用のカジノのみを支持すると主張している。また、尾花市長は、IR実施法案の条件では和歌山市議会の同意は必須とされていないが、議会がその問題の採決できるようにするとも述べている。

現在、尾花氏の市政は3の会派の支持を得ており、市議会の38人のうち31人を形成している。ただし、市議会の選挙は、全国の統一地方選挙の一部として2019年4月に迫っている。

7月29日の尾花氏の挑戦相手は、マリーナシティでのIR構築に「絶対反対」であることを聴衆に話している島久美子氏だ。同氏は、地元住民の70%がカジノを反対していると主張した。

島氏は市議会に行くのではなく、当選した暁には、問題のIR構築について住民投票を行い、プロジェクトの反対を唱える同氏の姿勢を支援する投票を実施する可能性があるという話をした。

5月、AGB Nipponは、和歌山県知事の仁坂吉伸との市長選挙の問題について取り上げた。仁坂知事は、尾花市長が当選することを確信しており、外国人専用カジノをあきらめるように説得させられることになるという意見を表した。仁坂氏は、島氏が姿勢を変えることは期待できないとみているが、IRプロジェクトを拒否する姿勢を見せるのであれば、「賛成派の人々」からの圧力に悩まされることになると示唆している。(AGB Nippon)