反カジノ派の島久美子氏が候補を発表したため、和歌山のIR入札の問題は7月29日の市長選挙の主な論点となるとされる。
子どものニーズや福祉政策に関わるNPOの経験のある島氏は独立した立場を取ることになるが、左派の政党の支援も得ることを期待している。
マリーナシティの地方自治体のIR関連の計画についての彼女の立ち位置を尋ねると「 ギャンブル依存症の人を支えている知人もいるので、苦しさは知っている。和歌山にはいらないのでは」と答えている。
島氏のキャンペーンテーマは「冷たい政治からやさしい市政に」である。
尾花正啓市長はIR入札の熱心な支持者であるが、日本人住民のカジノへの立ち入りの有無の問題に関しては味方である仁坂吉伸知事と最近意見を違えていた。尾花市長は外国人観光客にのみにカジノが運営されるべきという立場を強調している。