夢州IRと2025年万国博覧会の取り仕切り

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いずれのイベントも確定されていないものの、大阪政府は数年後には大規模都市IRを設立し夢州島に隣接する地域にて万国博覧会も開催する予定。IRが2025年の万国博覧会より前に建てられるのか、あるいは両方が同時進行で建設されるのかが懸念される。

大阪政府の目的は明らかにIRを2024年に開催し、次に新しい施設の隣で2025年の万国博覧会を開催することにより更なるビジネスの利益を得ることである。

ただし、政府が基本方針の確立と国内の三つのIRへのライセンス供与を遅らせるようなことがあればIRは万国博覧会閉会後に開かれる可能性もあり、夢州IRが期待するブーストを失う。

別の可能性として懸念されるのが、ライセンス取得にかかる期間がIR開催を2025年の万国博覧会と並行させてしまうことである。ここで問題となるのが、双方の複合施設を同時に建設するこのプロジェクトが大規模なものであるがゆえに建設会社に多大な負担がかかり、双方の搬送や労働力に支障をきたす遅延などが発生する可能性があるという点である。

まず万国博覧会前に小規模に開発を進めてから2020年代後半にプロジェクトを完了させるという段階的なIR開催の話も出ている模様。

大阪が2025年の万国博覧会開催の場となるか否かは年内に明らかにされる予定であり、さらに夢州でのIR認可が確認されるのは約2年後とされる。後者に関しては、政治的また経済的な理由から大阪府IR入札は地方自治体の全候補の中で最も確実なものであるとされる。(AGB Nippon)