期待されるカンボジア市場の可能性

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日本でカジノを運営するためのライセンス取得は依然として、世界の大手カジノオペレーターたちにとっては最大の目標となっている。しかし、その他の地域も急速に勢いを増していることから、アジアでの競争率は確実に上がっている。

カンボジアは、アジアの魅力的なカジノ市場の一つとしてみなされている。また、プノンペン(Phnom Penh)の政府は9月に、カジノ業界を規制するための延びに延びていた法案を成立させることが想定されている。

カンボジアでのカジノは合法であるが、強い規制基盤が欠如していることにより、定評のあるカジノオペレーターが参入できない市場でもある。

日本とは違い、カンボジア政府はカジノライセンスの数に制限を設定しておらず、既に184件のライセンスが発行されている。この1年で100件ほどが配布された背景には、「一対一路」イニチアチブをもととした中国大陸の投資の流入によって促進されている。

カンボジアのカジノの多くは、ベトナムとタイの国境に沿って群がった小規模な施設である。これらのカジノは、自国でのギャンブルが禁止されているため、カンボジアに入国するこれら2国からの客足に頼っている。

香港の上場会社であるナガコープ(NagaCorp)は、プノンペンに位置する、国内最大のカジノ、ナガワールド(Nagaworld)を運営している。同社は半径200kmの都市を独占しており、利益面ではアジア有数のリゾートである。

最近の動きの多くは、シアヌークビル(Sihanoukville)に集中している。現在この都市には、42件のカジノがあり、さらに大規模なIRの計画も進められている。(AGB)