アリストクラート、米国とデジタルビジネスで成長

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オーストラリアのスロット製造業者アリストクラート(Aristocrat)は、主に北米およびデジタル事業の継続的な拡大に伴い、半年ごとの利益の増加を発表した。

税引き後の純利益は、2018年3月31日に終了した6ヶ月間において、前年同期比2.8%増加して2.56億豪ドル(約213億円)、総収入は28.5%増の16億豪ドル(約1320億円)となった。

アリストクラートは、ソーシャル・ゲーミング会社のプラリウム(Plarium)とビッグ・フィッシュ(Big Fish) の買収を含む、北米とデジタルの事業と、オーストラリアおよびニュージーランド地域におけるさらなる業績の増加を背景に、収益の大幅な増加がもたらされたと述べた。

「二つの重要なデジタル企業の買収が完了したことで、グループ全体のデジタル規模が拡張し、デジタル市場で競争し成長するために必要な機能が提供された。」と発表された。

今後の見通しでは、アリストクラートは、2018年9月30日までの12ヶ月間の NPATA(税金および償却後の純利益)成長率が2017年と比較して2倍になると予想している。

ランド・ベース・カジノ市場では、北米、オーストラリアおよびニュージーランド、そして世界のクラスIII(Class III Gaming*)セグメントの市場をリードする市場シェアを守ることが期待されている。

また、カジノ側もコンテンツと技術への投資を増やすことで、全体的な設置ベースを拡大することを期待している。

同社は今後も買収の統合に注力し、ソーシャルカジノやソーシャルゲーム事業のさらなる成長を期待していると述べている。

CEOのトレバー・クローカー氏(Trevor Croker)は、「アリストクラートは、魅力的な新事業に積極性をみせながら、市場をリードするポジションを守り、拡大するためには設計と開発における戦略的投資を増やすことで引き続き成長を推進していきます」と抱負を語った。

デジタルとランドをベース市場において、弊社の機能を十分に活用するために、新しいデジタルビジネスの統合とコラボレーションの加速にも注力していきます」と付け加えた。

*Class III Gamingとは、基本的には乱数抽選形式のゲーミング機械 (AGB)