アルゼゲーミング・アメリカは、会長兼最高経営責任者の臼井孝裕氏が一身上の都合により今月いっぱいで辞任すると発表した。
先月、フィリピン裁判所は岡田和生氏が300万ドル(約3億2500万円)以上を横領したことに共謀した疑いで臼井氏に対する逮捕状が再確認された。
アルゼは、会社がゲーミング業界における指折りのイノベーターとしての評判と立場を維持し、成長したことに臼井氏が重要な役割を果たしたと言い、取締役会の副会長であるリッチ・ペニントン氏(Rich Pennington)は「臼井氏の際立った努力と功績に取締役会は改めお礼を申し上げるとともに、今後の成功を願っている」と述べた。
同社は最高財務責任者兼最高戦略責任者の木下雄吾氏を最高経営責任者に昇進させると述べた。取締役会に残る木下氏は2012年にアルゼに入社し、企業戦略部門長や最高財務責任者を務めてきた。
木下氏は「アルゼの新最高経営責任者となり、大変光栄に感じます。アルゼの将来と現在の成功のモメンタムを継続することを楽しみにしています」と述べた。
また、アルゼは現在の製品開発部門長の藤澤真澄氏を取締役会長兼最高技術責任者に昇進させた。(AGB)