ウイン、建築設計の酷似を巡ってゲンティンを訴訟

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ゲンティン・グループ(Genting Group)のリゾーツ・ワールド・ラスベガス(Resorts World Las Vegas)は、2020年にオープンとなる予定の40億米ドル(約4340億円)のラスベガス施設を巡って商標権侵害と不平競争を訴えられたと現地メディアが報道した。

建設デザインが酷似しているとのことでウイン・リゾーツ(Wynn Resorts)の代表者がカジノ・オペレーターのゲンティンに対して1月4日(金)に訴訟を起こした。

「被告のリゾーツ・ワールド・ラスベガスのホテル・カジノで使用されている建築デザインは原告の登録商標である建築に実質的に似ており、被告は原告の商標とコモンロー登録のトレードドレスを侵害している」となっている。

訴訟の内容では、曲がったブロンズのガラスと窓ガラスの間にある水平に広がるクリーム色バンディングが問題とされている。

ウインは、 トレードドレスの使用が「混乱・過ちを起こし、もしくは人を騙す」と主張し、訴訟を通して自社のトレードドレス使用禁止命令と、トレードドレス侵害に該当する資材と物資を建設中のリゾーツ・ワールド・ラスベガスのホテル・カジノから撤去することを求めている。

また、ウインは、建築デザインや色彩の使用によって発生する利益と懲罰的損害賠償を支払われることも要求している。

ゲンティンは、マレーシア証券取引所への報告では告訴を承認し、内容を確認した上で徹底的に弁護する又は必要な法的手段をとると語っている。

「リゾーツ・ワールド・ラスベガスは、期限日の1月14日までに告訴に対して適時に返答を提出するつもり」と同社が述べた。(AGB)