参議院議員通常選挙が終了した今では、カジノ管理委員会の候補者が選考されるのは秋の臨時国会となり、委員会が予定より6ヶ月先の2020年1月に正式に設立されることが予想される。
カジノ管理委員会を構成する5名の人事を内閣が提案しなければならないため、秋の政治戦が賑やかになるかもしれない。委員会辞退の頓挫や公衆の間の炎上を狙い、野党やマスコミが委員会の候補者を厳しく吟味するが想像に難くない。
内閣は両議院の多数を維持しているため、野党は審査の過程における過誤に目を光らせ、候補者が汚職に手を染めたり、無能力であったり、利害が相反したりしていることを主張すると考えられる。
委員会委員の任期が5年であり、海外のカジノ事業や法律の専門家などが想定される。(AGB Nippon)