ギャラクシー・エンターテインメントの創業者であり、会長のルイ・チェーウー氏(Lui Che-Woo)は、ウィン・リゾーツ株の持分を4.9%から増やす計画はないとし、完全買収を計画している可能性があるとの予想を否定した。
ルイ氏はブルームバーグの会見で、「エレイン・ウィン氏(Elaine Wynn)が筆頭株主である限り、業績が悪くなるなんてことはないでしょう。保有率はたったの4.9%です。私たちはただのいち株主として、配当金を受け取るだけです。」
ウィン・リゾーツの創業者であるスティーブ・ウィン氏(Steve Wynn)が彼の持株を売却したと発表した後の4月、ギャラクシー・エンターテイメントは直ぐにウィン・リゾーツの株式530万株を一株当たり175ドル(約1万9000円)で買収した。
ルイ氏はまた、同社は海南島(ハイナン島)の開発状況を見守っていると述べた。中国の政府は近年、島の観光の充実を図っており、その一環としてスポーツブックなどギャンブルの導入可能性を示している。しかし、カジノの認可は今のところ下りない。
「潤沢な資産、かつ勇敢で、はっきりとしたヴィションがない限り、ハイナン島でのビジネスは難しい。我々は政策が明確になるのを待つだけだ。」とルイ氏は述べている。(AGB)