オーストラリアの大手カジノ運営社クラウン・リゾーツ（Crown Resorts）に対して、違法行為の申し立てが行われていたが、密告者が匿名であることを希望していたため、取り下げられることとなった。
このケースは、不正を報告する側が個人情報の開示による報復を恐れるためであり、日本で初のカジノが開店した際に規制機関が直面する可能性のある問題をハイライトしている。
クラウン・リゾーツは、プレーヤーがスロットマシンのスピンボタンにはめることのできるクラウンロゴ入りの小型のプラスチックピックを、クラウン・カジノ（Crown Casino）が顧客に提供したことで非難されていた。この方法を用いると、リールは自動のように回転し続け、プレイ速度が加速する。その一方、これには損失も広がる可能性もある。
オーストラリアの規制機関は、オーストラリア市民がギャンブルに費やす額が世界中でも多い市場であることに対して、国内のギャンブル問題について強く懸念している。
ビクトリア州のギャンブル規制機関は、世間の注目を集めたケースの密告者が匿名のままでいることを希望しているため、これらの証言を取り下げることとなった。(AGB)