コナミの2017年度の収益は増加、ゲーミング部門は不調

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コナミは2017年度に4.2%の利益を上げた。これは、デジタルエンターテインメント部門の利益がゲーミング部門やシステム部門をはじめとした他部門の減益を補填することができず、前回予想を下回る結果となった。

総収入は2395億円で、1月当時の予想(2400億円)を下回る結果となった。年度の利益は前年度比17.5%増の305億円で、予想(290億円)を上回った。

ゲーミングおよびシステム部門の収益は5.2%減の296億円となった。両部門の利益は10%減の44億円となった。同社は減益の理由について、一部の導入施設の稼働が2018年度に延期されたため、マシンの新規設営数が減少したためだと述べた。

しかし、コナミは2018年度に収益6.3%増、利益26%増の改善が見込まれると予想している。

同社は「ゲーミング市場は、カジノを含む統合リゾート(IR)の世界的な発展により成長を続けています。さらに、アメリカの複数の州では、スキルゲーム(技術介入が必要なスロットマシン)が合法化されたことなど、ゲーミング業界でのさらなる発展のための施策が行われています。今後、従来のゲームスロットマシンに興味を持たなかった若者を取り込むことが期待できるでしょう。」と述べた。(AGB)