サイパン島のIR、負債回収目的でクライアントを訴訟

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地元のマスコミによると、インペリアル・パシフィック・インターナショナル(Imperial Pacific International)は、サイパン島カジノの香港および中国のプレーヤーの負債1275万米ドル(約14億円)を回収するために13件以上の訴訟を行ったという。

これらの顧客は、合計1910万ドル(約21億1250万円)の支払義務を負っていると言われている。サイパン・トリビューンでは、上位裁判の前に、先週にまとめられた文書によると、13人の顧客が10万ドル(約1110万円)から620万ドル(約6億8570万円)を借り入れているという。

最も借入額の大きいクライアントは、合計620万ドルの2回にわたる借入を行っており、合計309万ドル(約4億3140万円)が未払いとなっている香港市民のウェンロン・ツェイ(Wenlong Cui)氏である。同ニュースでは、同社の弁護士のキャサリン・キャシェーロ(Cathering Cachero)氏によると、ツェイ氏は昨年10月に100万米ドル(約1億1060万円)の約束手形を発行し、その後、さらに100万ドルの約束手形を発行するように要請したという。  同弁護士は、ツェイ氏は最初の借入の支払を怠り、その金額は80万ドル(約8850万円)にも達する。

同年11月、ツェイ氏は220万ドル(約2億4330万円)の借入を行うための第2の約束手形を発行した。

インペリアル・パシフィックは同島のIRの建設を未だ完了していない。同社はジャンケット業よりもダイレクト・マーケティングで多くの収益を受けているため、負債の増大による影響を被っている。

同社は、純利益は負債の増大によって6億3750万香港ドル(約90億円)に減少したが、2017年の粗利益は3倍の132億香港ドル(約1860億円)まで上昇したことを報告した。

同社は、85億香港ドル(約1198億円)のVIPゲーミング負債を抱えていた。この額は2016年の53億香港ドル(約747億円)からさらに上昇している。インペリアルの損失は47億5000万香港ドル(約669億円)であった。これは、2016年に計上した5億4700万香港ドル(約78億円)から9倍も上昇した。(AGB)