サンズ、横浜IR投資に1兆1000億~1兆3000億円を想定

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ラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)の役員は、決算説明カンファレンスコールにて同社が横浜のIR誘致に焦点を当て、誘致に100~120億米ドル(約1兆1000億~1兆3000億円)の投資を想定していると述べた。

社長兼最高執行責任者であるロバート・ゴールドスティーン氏(Robert Goldstein)は「100億米ドル(約1兆1000億円)がスタート地点」と述べ、「平均以下のものを作るなら別だが、100億米ドル以下でやる事業者はいないでしょう」と続けた。

また、同氏は「私たちには必要な資金、能力、技術が備えていることをみんなは承知している。問題は、リターンが得られるかどうかだ」とさらに述べた。

日本でのIR誘致を個人的に注目していることに対して「私とパトリック(Patrick Dumont)はこの半年で日本の滞在時間が長すぎて、ガイドブックが書けそうだ!」と冗談も飛ばした。

サンズが大阪を見送りしたことについて問われたらところ、ゴールドスティーン氏は「横浜のほうが純粋に私たちのスキルセットに合っている」と述べた。

サンズは投資事業組合をする企業として知られているわけではないが、執行副社長兼最高財務責任者パトリック・デュモン(Patrick Dumont)氏は「日本市場で、全体的な開発を援助し、共に事業し、共に投資することが可能なパートナーを探すのも有利だ。今でも、いくつかの方と話し合いを進めている」と、日本が例外になるかもしれないと示唆するような内容を語った。

ラスベガス・サンズの2019年7月~9月期における業績はアナリストの予想に沿い、四半期の連結売上高が32億5000万米ドル(約3500億円)、純利益が6億6900万米ドル(約730億円)となった。(AGB Nippon)