日本で最大級のIRを開発したいと主張するラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)は、大阪に焦点を当てるべきか、東京や横浜が有力な候補地として出てくるのを待つべきか迷っている模様。
それがサンズの国際開発を率いるジョージ・タナシェビッチ氏(George Tanasijevich)と産経新聞の2月下旬に行われたインタビューからとらえる要旨だ。
産経新聞の記事でタナシェビッチ氏は「現時点では大阪参入に向け、最大に努力をしている」と語り、大阪について「現実的なチャンス」だと述べた。
また、タナシェビッチ氏が残した「われわれのビジネスモデルと投資規模は東京、横浜にも適する」というコメントを強調した産経は、サンズが関東でのライセンス入札に偏っているとみているようだ。
産経がタナシェビッチ氏とのインタビューでたどり着いた結論は「IRの成長性として大阪よりも有望となりうる東京や横浜が名乗り出れば、サンズの目が一気に関東圏に向かう可能性は否定できない」とのことだった。
タナシェビッチ氏インタビューにて、サンズの戦略で最も重要なのがタイミングであることをはっきりと伝え、入札が一度にすべて行われるか段階的に行われるかということに関心を寄せている。(AGB Nippon)