シーザーズ・エンターテインメント（Caesars Entertainment）はマーク・フリッソーラ氏（Mark Frissora）の後任にアンソニー・ロディオ氏（Anthony Rodio）を任命すると発表した。
ロディオ氏はアフィニティ・ゲーミング（Affinity Gaming）のCEOであり、ゲーミング業界でおおよそ40年の経験を持ち合わせている。2011年～2018年にかけてトロピカーナ・エンターテインメント（Tropicana Entertainment）の社長も務めた。
シーザーズ取締役会の議長であるジェームス・ハント氏（James Hunt）は期待を込めたコメントを残した。「トニー（アンソニー）は運営実績、リーダーシップ、そして深い業界知識を兼ね備えています。彼はキャリアで企業を大きく成長させるなど成果を残しており、業界では尊敬されている存在です。トニーのビジョンと運営経験は弊社の上級幹部をリードするには適しています。今後もシーザーズはゲストの期待に応えることにより、最高な職場環境を提供し、シェアホルダーのために価値を創造します。取締役会は、今後の戦略を評価し実行するにあたり、トニーが発揮するリーダーシップを非常に楽しみにしています。」
ロディオ氏は「長い間シーザーズを尊敬していまして、会社の未来に対して前向きです。この業界は今、好機をうかがえる過渡期にいるため、シーザーズのチームを牽引し、成長、イノベーションとバリュー創造の次のフェーズに導くことを楽しみにしています」とコメントした。
シーザーズはエルドラード・リゾーツ（Eldorado Resorts）との合併をめぐって交渉しているが、これは現在シーザーズの株式の約18%を保有している活動家・投資家のカール・アイカーン氏（Carl Icahn）が後押しするイニシアティブの一つであるようだ。(AGB Nippon)