シーザーズ・エンターテインメントは水曜日に東京で行われた記者会見にて「100年パートナーfor Japan」キャンペーンを発表し、最近での現地のIR活動の進展についていくつかの重大発表を行った。
発表には横浜の山下ふ頭(上記参照)のシーザーズIRに関するコンセプト画像も含まれており、日本の浮世絵作家北斎の神奈川沖浪裏がテーマとなっている。コンセプトは「Yokohama Art & Culture Park and Entertainment Resort」と名づけられ最近締結したRFIプロセスにおいてシーザーズが横浜市に提出した資料の一部でもあった。
シーザーズはまた、日本向けにスマートフォンの使用を主な手段とする特別なカジノエントリーシステムを開発していることも明らかにした。このシステムは登録された顧客らに対して非侵襲的かつ丁寧な方法を用いてカジノへの出入りを追跡し、さらに問題ギャンブリングが起きそうな場合の特定を可能にするという意向に基づいたものである。
ただしシーザーズに対して一つの障害と成りうるのが、利用客が毎回カジノを訪れる際のマイナンバーカード提示を必要としないシステムを日本の監督機関らが受け入れることが出来るかという点である。
記者会見ではまた2月に発表された日本での責任あるゲーミング取り組み用のシーザーズの2500万円がすでに使用されており、2つ目の予算である2500万円がすでに認可されたことも指摘された。
さらにシーザーズは日本開発マネージャーである沖山真也氏と日本政務・CSR責任者である西村健吾氏というの二人の新顔を会見の場に登場させたことにより、日本内でのチームをひっそりと拡大させていたことが明らかとなった。
カメラの前で話すことはなかったものの、会見にはラスベガス在住の上級幹部でありシーザーズの戦略的投資イニシアチブ担当の副社長のジョン・リンズ氏(John Linss)もいた。
シーザーズの代理人は日本での現場チームが現在どれほどの規模になっているかは特定しなかったが、今尚拡大し続け東京以外の支部開設の可能性があることは明らかにした。(AGB Nippon)