多くの国際的IRオペレーターが3つあるライセンスを競い合う中で、シーザーズ・エンターテインメント(Caesars Entertainment)は「最高位の誠実さ」にコミットしていることが競争で優位に立てる鍵であると信じている。
国際開発社長のスティーブン・タイト氏(Steven Tight)はAGB Nipponとの独占インタビューにて、日本の当局との話し合いでシーザーズがもっとも安全で優良なIRパートナーであると訴える中で、マカオ事業がないことが長年にわたり経済的な面では不利であると思われたものの、評判とコンプライアンスの視点では利点となるかもしれないと語った。
また、シーザーズは問題あるギャンブル対策に首尾一貫した重視を置き、日本でこの分野におけるネットワークをすでに広げているという。
シーザーズがどの地方でパートナーシップを目指すかという問題に関しては、タイト氏はそういった決断をするのにまだ早いと示唆した。自治体が正式に誘致を表明していない間、オペレーターが大胆な発言をすると圧力をかける行為として受け取れかねないため発言を控えたほうがいいのではないかと言う考えを述べた。
シーザーズの経営陣が最近に再編成されたことについては、タイト氏は新最高経営責任者のアンソニー・ロディオ氏(Anthony Rodio)と会長のジェームズ・ハント氏(James Hunt)と話し合ったこときに両者はシーザーズの日本IR入札への意気込みを示し、積極的にサポートをすると語った。二人の役員の近い将来に来日する可能性もあるという。
タイト氏は、経営陣が再編成されても日本で展開することがシーザーズにとって正しい行動であるという合意があり、そういう意味では目標がある故に安定していると指摘した。(AGB Nippon)