シーザーズ・エンターテインメントの日本と韓国のマネージング・ディレクター、ウィリアム・シェン氏(William Shen)は、MICE施設とエンターテインメントの経験を活かし、日本でのカジノライセンス取得へ期待している。
シーザーズは、大阪と苫小牧を含む日本の4つの候補地に興味を示してきた。
シェン氏は、G2Eアジアでのインタビューで、激しく争われているライセンス取得に向けて、シーザーズのユニークなセールスポイントを概説した。
第1ラウンドの入札では、3つのIRだけが許可され、世界のゲーミング業界の主要な名前の大半はロビー活動をしている。
「我々は最も信頼されており、透明性を重視するパートナーである。日本に永続的な影響を及ぼし、実証可能な変革能力を提供することができる」とシェン氏は語った。
「我々は長期的なパートナーシップに取り組んでおり、気候変動への対応やジェンダー平等ルールなどを早期から導入しており、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility = CSR)と責任あるゲーミングのすべての面において常に業界のリーダーでい続けている。」
「最終的には、日本が最も関心を寄せている2つの分野、すなわちMICEとエンターテインメントの事業において、我々ほど経験豊富なIR事業者はごくわずかです。そして、この2つの事業に対する理解が深まるにつれ、私たちの経験と実績が明確になり、シーザーズを目立たせることになるでしょう。」
ライセンスを求めている主なIR事業者同様、シーザーズは国内での地位を確立しており、最近は存在感を強めるためのいくつかのイニシアチブを発表した。
今年3月には、グループCEOのマーク・フリソーラ(Mark Frissora)などの上級役員が日本を訪れ、日本の責任あるゲーミング・イニシアチブへ約2500万円を約束した。 2月には、大阪への万博招致に向けて「オフィシャルパートナー」になった。
また、歌手のセリーヌ・ディオンの2018年日本ツアーのスポンサーでもある。
同社のMICEチームは年間で約16,000の会議と展示会などを開催しており、毎年200万人の出席者を迎えている。
シェン氏によると、昨年破産保護から抜け出したシーザーズは、日本のコンソーシアムの少数派パートナーになることも視野に入れており、日本のIR事業への関連度に関しては最低限度を設定していないと述べた。(AGB)