4月にギャラクシー日本開発の最高開発責任者に任命されたテッド・チャン氏(Ted Chan)はAGB Nipponとの独占インタビューにて、マカオに拠点を置く会社の立ち位置は三つあるIRライセンスのうちの一つの獲得に向けますます強化されてきていることを語った。
チャン氏はさらに公表されていなかった日本事業の責任者、ラゲェブ・ダジャニ氏の雇用も明らかにした。ダジャニ氏はバハマ諸島とドバイのパーム・ジュメイラでのアトランティスホテルでの仕事を含めた高級住宅や接待またIR設計等、IR開発面で30年以上の経験を持つ。
ダジャニ氏の参戦は4月に発表されたギャラクシー強化チームへのさらなる上乗せとなる。チャン氏とは別にチームの強化の一環として政府と地域関係の支援担当に電通からの岡部智氏の引き抜き、さらに分析とコンソーシアム建設強化のためのジェームズ・タカギ氏の雇用も含まれている。
マイケル・メッカ氏(Michael Mecca )、ジェレミー・ウォーカー氏(Jeremy Walker)、さらに伊佐幸夫氏らがチームに名を連ねていることからギャラクシーは現在日本国内の国際IRオペレーターらの中でも強力な立ち位置を有していることは間違いない。
チャン氏は彼のチームはまだ日本での戦略開発においてはまだ初期段階にあると説明している。IR実施法の成立後も重要かつ実用的な政策の詳細の多くはいまだ未解決のままであり、あらゆる面での明確化が必要とされる。
現時点ではギャラクシーは柔軟な位置を保っている模様。大都市や地域市場両方でのIRプロジェクトを検討している一方で、過半数または少数株主持分のいずれかに含まれるコンソーシアムの取り決めも考えているとのこと。
チャン氏自身もメルコでの長いゲーム業界のキャリアを持っており、有能なマネージャーとみなされている。チャン氏のギャラクシーへの参加は副会長であるフランシス・ルイ氏との友好な関係とルイ氏への敬意、さらに会社全体の強さにより促進されたものである。
「日本に関しては非常に前向きに考えている」とチャン氏は述べ、さらに「日本と中国のこの地域は経済面では世界で二番目、あるいは三番目に位置している。市場に関しては大きな可能性を感じている」と結論付けた。(AGB Nippon)