ゴールドコースト紙(Gold Coast Bulletin)によると、日本でのライセンス取得を目指す米国のカジノオペレーターのハードロック・インターナショナル(Hard Rock International)は、ゴールドコースト第2のカジノライセンス取得の競争の有力候補として挙がっているという。
クイーンズランド州は、ツーリズムと地元雇用を向上するために新規2件のIRへの関心喚起に取り組んでいる。同州は既に、中国大陸の主要な人々の間で人気が上昇している。昨年、中国人観光客は50万3000人にまで達し、最高記録となり、初めて50万人を超える結果となった。
日本からの観光客数も航空サービスの向上に伴い、上昇を見せている。クイーンズランド州はオーストラリアに旅行する日本人の36%が訪れる地である。
州政府、市議会、ゴールドコースト・ツーリズムリーダーへの電子メールにおいて、ハードロックは、「エンターテイメント中心」の統合リゾートの計画について注意を促し、「典型的」なものとは違うことを約束した。
ハードロック・インターナショナル・アジア太平洋のCEOエドワード・トレーシー氏(Edward Tracy)は、「我々は、クイーンズランド州が物理的なアメニティだけでなく、顧客へのリーチの仕組みを考慮した、新たな製品パラダイムを対象とする市場の強い可能性を秘めていると確信しています」と記している。
「人々は、そのブランドからにじみ出るライフスタイル要素に引かれるようにしてハードロックに群がってきます。カジノは、数多く存在するエンターテインメントオプションの1つに過ぎません」。
同ニュース紙に対する発言では、クイーンズランド州の観光大臣のケイト・ジョーンズ(Kate Jones)氏が、政府は、模索しているオペレータについて、その姿勢を変えていないと述べている。
同氏は、「ゴールドコーストの市場となれば、主なフォーカスが有名なエンターテインメントであり、マライア・キャリー、セリーヌ・ディオン、ジェニファー・ロペスのようなアーティストをパフォーマンス目的でゴールドコーストに招聘することであるのを明確化しています」と述べている。