ハードロック・インターナショナル(Hard Rock International)は、オーストラリアのゴールドコーストにおけるカジノライセンス入札への関心をはっきりと示した。現地メディアによると、ライセンス競争におおよそ12社のオペレーターが参加しているという。
クインズランド州政府は、4月までグローバル市場からオペレーターから提案を受け付けると3月5日に発表した。
しかし、観光相のケイト・ジョーンズ氏(Kate Jones)によると、政府は新しいエンターテインメント、会議施設、高級リテール、高級レストランと豪華ホテルを揃った「グローバ観光拠点」となるようなリゾートしか承認しないと語った。
ジョーンズ氏は新しいカジノ開発の「ゲーミング・フットプリント」上限が総床面積の5%となると述べた。これブリズベーン市のクイーンズ・ワーフ(Queen’s Wharf)におけるカジノ開発計画と似た条件である。ブリズベーン市の開発計画はスター・エンターテインメント(Star Entertainment)とチョウ・タイ・フック(Chou Tai Fook)を含むアジアの投資家達の共同事業である。
「ゴールドコーストでのグローバル観光ハブ開発が6000人以上の雇用を生み出し、100万の観光客を引き付けると予想している。世界レベルのエンターテインメントと会議施設、イベント、観光体験と観光名所をゴールドコーストに持ち込むことが革新をもたらすかもしれない。2017年8月にゴールドコーストのカジノライセンスを維持することが決定となってからグローバル市場からすでに関心を寄せている」とジョーンズ氏が述べた。
ゴールドコーストの観光産業は50億米ドル(約5600億円)の市場規模であり、4万人以上の雇用を創出している。
カンボジアのナガ・コープ(Naga Corp)とシーザーズエンターテインメント(Caesars Entertainment)は入札への関心と示していることが以前に報道されている。
しかし、二つ目のカジノの開発が更なる問題あるギャンブルにつながると考えるアンチ・ギャンブル・コミュニティから反対の声が強いようである。(AGB)