ハードロック・ジャパンが23日、苫小牧支店を開設した。鈴木直道氏が北海道知事選で当選し、道議会では保守派が過半数を維持したことにより、苫小牧市のIR招致の望みが繋がった。
ハードロック・ジャパンの代表取締役社長アド・マチダ氏は「苫小牧支店の開設により、ハードロックが目指す親子三世代が楽しめるワールドクラスでプレミアなリゾートの実現に向けて、今まで以上に北海道民や苫小牧市民の皆様に向けた情報発信や意見交換が可能になると考えています。また、ハードロックの情報にとどまらず、IR全般に関する情報発信の場としても、この場を活用し、地域の皆様とコミュニケーションとっていきたいと考えています」とコメントした。
ハードロックは苫小牧支店の開設計画を昨年の6月に発表したが、数ヶ月間先延ばしての実現となった。これは統一地方選の結果が出るまで、時期を後ろにずらしたためだと考えられる。
既に苫小牧支店を開設したIR事業者はいるが、本格的なショールーム機能を持つオフィスはハードロックが初となる。オフィスにはハードロックIR計画の全体模型、レディー・ガガなどの国際的スターの楽器や衣装、そしてアイヌ文化の美術品などが展示されている。現在は従業員1名が管理している。
23日に行われた開設式にはマチダ氏、ハードロック・インターナショナルのアジアCEOのエドワード・トレイシー氏(Edward Tracy)、苫小牧の岩倉博文市長、北海道IR株式会社の藤田博章社長など50人以上のゲストが集まった。(AGB Nippon)