グループ・バリエール(Groupe Barrière)の代表らはAGB Nipponとの独占インタビューにて日本内でヨーロッパ風のIR構築のコンセプトを具体化させる際、その特定の場所に合わせて「誂える」という考え方が重要な要素であると語った。
「これはつまり北部のIRは南部のIRとは全くの別物になるを意味する」とバリエール社の最高責任者の息子でかつ開発マネージャーでもあるアレクサンダー・ドゥセーニュ・バリエール氏(Alexandre Desseigne-Barrière)は述べた。さらに「毎回、違うものをゼロから作り上げる。市場の偵察や研究も行い、文化についても調べ、環境についても調査を行う。そしてその都度新しいものを築く。」とも加えている。
バリエールは地域市場に目をつけており、施設は高層ビルではなく周囲の自然の環境にあわせて広がっていく構図を提案している。カジノの総床面積が3%に制限されることは特に気にしていない様子。
逆にカジノ開発担当ディレクターのジョナサン・ストロック氏(Jonathan Strock)は容認にかかる長さとカジノ再ライセンスの条件、特に都道府県議会からの再承認が5年ごとに必要であるという規制に対しての懸念を示している。
グループ・バリエールは先週のジャパン・ゲーミング・コングレスにてブースを設置していた国際オペレーターの二社のうちの片方であり、競争の激しい環境での企業の可視性を向上させるための措置だったとされる。(AGB Nippon)