フィリピンのメディア報告によると、フィリピンは中国とインド市場の重要性を認識するようになったことから、中国人とインド人観光客の「到着ビザ」の処理を高速化する方法を検討しているという。
木曜、観光省の事務次官であるベニート・ベンゾン氏(Benito Bengzon)は、同省は中国とインドからの観光客の増大を見込んでいると述べた。
ベンゾン氏は、「現在、我々が入国の簡素化という点で注目しているこれら2国の主要市場は中国とインドです」と話している。
また、ベンゾン氏は、政府は北京語を話すことのできる人員を配置することで、中国人観光客とのコミュニケーションを円滑化することを考慮しているとも述べた。
観光客の国籍という点では、2017年では韓国人が160万人でトップに上がり、中国、米国と続いた。インドからの観光客は2017年で、10万7278人がフィリピンに入国しており、12位となった。
観光大臣のバマデッテ・ロムロ・ピャット氏(Bernadette Romulo-Puyat)は、フィリピンが日本からの観光客の増大も求めていると述べた。
ピャット氏は、「2018年の後半では、日本からのツーリストの数が60万人を超えて新記録となることを期待しています」と語っている。
また、同氏は、2017年における日本人観光客数は58万4180人で第4位にとどまっていることを指摘した。(AGB)