フィリピン控訴裁判所は、フィリピンのアミューズメントとゲーミング管理公社(PAGCOR = パグコア)にウォーターフロント・フィリピン(Waterfront Philippines)にエンターテインメント・シティ地域での統合型リゾート事業許可証を発行するよう命じた下級裁判所の判決を支持した。
ウォーターフロントは、関連書類が整えていたにもかかわらずパグコアに申請の手続きを拒否された後に職務執行令状の申立てをした、と現地メディアが報道した。
19ページ判決書の内容によると、1億米ドル(約113億円)の預金を含む申請条件を満たしているため、ウォーターフロントの申立てを認めた下級裁判所の判決が適正だったという。
控訴裁判所は、パグコアがグランドウォーターフロントホテル・カジノの建設を控えているウォーターフロントに10万ペソ(約21万円)の道徳的損害賠償と10万ペソ(約21万円)の懲罰的損害賠償を支払う裁定も支持した。
ウォーターフロントの暫定的な事業許可証の発行をはじめ、下級裁判所の判決は遅滞なく実施することが強調された。
ウォーターフロントのリゾートは、ユニバーサル・エンターテインメントのオカダマニラ(Okada Manila)、メルコリゾーツ&エンターテインメントのシティ・オブ・ドリームズ(City Of Dreams)、ブルームベリー・リゾーツのソレア(Solaire Resort & Casino)、そして建設を控えているゲンティンのリゾートと並ぶことになる。ゲンティンはすで国際空港の近くのリゾーツ・ワールド・マニラ(Resorts World Manila)を運営している。(AGB)