マドックス、「日本でいい位置づけにある」

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ウイン・リゾーツ(Wynn Resorts)の社長 社長兼最高経営責任者であるマット・マドックス氏(Matt Maddox)は、彼自身が率いる国内チームが日本でのIRライセンス取得に関して「積極的に活動している」そして「いい位置づけにある」と1月30日に行われた決算説明カンファレンス・コー ルで語った。

マドックス氏は、同社のIRデザイナーが日本に滞在しながらコンセプトに手掛けていることも明らかにし、「我々なりにもっとも革新的で独創的なプロジェクトとプレゼンテーションを提供するつもりだ。いい位置づけにあると思う。もちろん先のことだが、最高レベルの仕事をやっていくつもりだ」と述べている。

決算説明カンファレンス・コールは、ウイン・リゾーツの2018年Q4通期決算発表に関連して行われた。

ウインは、2018年の営業収益が前年比10.7%増の67億米ドル(約7280億円)と報告した。マカオにおけるウイン・パレス(Wynn Palace)の営業収益が急増し、年間7億7270万米ドル(約790億円)増加したことが主な要因となっている。しかし、この業績に対してウイン・マカオ(Wynn Macau)とウイン・ラスベガス(Wynn Las Vegas)がそれぞれ4200万米ドル(約45億6397万円)と3740万米ドル(約40億6410万円)の収益減少があったという。

2018年Q4に純収益16億9000万米ドル(約1836億円)を記録したウインは、予想を大いに上回る結果を残した。

ウイン・パレスの好調が続くままで営業収益が7億4060万米ドル(約804億円)の12.8%増となり、「ウイン・パレスは非常にいい成績を出しながら予想を上回り続けている」とバーンスタイン社の分析者が解説している。

ウイン・ラスベガスのQ4における業績も、カジノとノン・カジノ収益の成長による向上が見られた。

しかし、ウイン・マカオにて営業収益が5.2%減少し、5億5340万米ドル(約601億3600万円)となった。バーンスタインは、「ウイン・マカオは、構え方を変えて中小VIPジャンケットからプレミアム・マス向けへシフトし、アンコール客室の大規模改修を開始した。その結果としてウイン・マカオのローリングチップボリュームが前年比・前期比の減少が見られている」と述べている。

ウインは、創業者のスティーブ・ウイン氏(Steve Wynn)と元経営陣の性的違法行為スキャンダルでネバダ州ゲーミング・コントロール・ボード(Nevada Gaming Control Board)に罰金を支払うことになっている。(AGB Nippon)