メルコリゾーツ&エンターテインメント(Melco Resorts & Entertainment)上級副社長兼マーケティングおよびブランド最高責任者のフレドリック・ウィンクラ―氏(Frederic Winckler)はAGB Nipponとの独占インタビューで同社の日本におけるIR入札は将来性に重点を置いていると語った。
「世界中からピックアップ出来るあらゆる要素を理解することこそが世界の行く末を教えてくれる。昨日のことじゃなくて、これからのことが大切だ」と述べた。
ウィンクラ―氏はメルコのまさにグローバルなビジョンと競争者のちがいについて「我々は日本にベガスをちょっと持って来たいではなく、世界に日本を完全に送り届けたい」と述べた。
日本人の中にはラスベガスのエキゾチックさを魅力的に感じる人々がいるのが米国競争者の有利となるかという質問に対して、同氏は「我々の立場は競争者よりアジアを理解しているというものなので、難関ではなくて利点だと考えている」と答えた。
メルコが最近オーストラリアのクラウン・リゾーツ(Crown Resorts)に投資したことに関しては、ウィンクラ―氏はMGMがどんな厳しい管轄でも怯まない姿勢を主張した。
MGMリゾーツ(MGM Resorts)とラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands)が大阪に焦点を独占的に当てているにもかかわらず、メルコはまだそういったコミットメントをするつもりはまだなく、「主要都市」のIRライセンスを取得することが唯一の目的であると示唆した。
しかし、ウィンクラ―氏は「現在では大阪と東京で事務所を構えていて、他のところでも開くつもりだ」と付け加えた。(AGB Nippon)