メルコリゾーツ&エンターテイメントの最高マーケティング&ブランドオフィサー兼上級副社長のフレデリック・ジャン=マリー・ウィンクラー氏(Frederic Jean-Marie Winckler)が、同社の大阪「未来都市」IRデザイン案には太陽光と風力エネルギーが主要要素になることを産経新聞のインタビューで明かした。
ウィンクラー氏はメルコの大阪設計計画はかなり進んでいる段階にきていると指摘し、「設備の供給をめぐり、日本企業と協議を進めている」と述べた。大企業に限らず、中小企業もメルコとの提携に参加することになっている。同氏は具体的な例として「IR施設の壁面に、映像も表示できるガラス状の太陽光発電パネルを設置する」と説明した。また、大阪府がRFPプロセスを実施する際に提出する未来都市デザインには風力発電設備も含まれている。
今月初め、メルコはマカオで最大となる太陽光発電設備の開発に取り組んでいると発表した。シティ・オブ・ドリームズ(City of Dreams)とスタジオ・シティ(Studio City)の2つのIRで、3万平方メートル近くの屋上スペースを覆う1万8000枚以上の太陽光パネルを設置すると発表した。(AGB Nippon)