モルガン・スタンレー:新たな債権発行でナガ・コープの運営にメリット

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カンボジアのナガ・コープ(NagaCorp)は、中国のアウトバウンド海外ツーリズム上昇の恩恵を受ける企業となる見込みだ。また、モルガン・スタンレーのアナリストによると、同社は最近の発券により、今後の成長にも良い影響が見込めるという。

先週、ナガ・コープはVIPビジネスにおける成長を促進し、Naga 1の施設をアップグレードするために上位債から正味2億9,000万米ドル(約310億円)を調達したことを発表した。

「ナガ・コープがこれまで利用できなかった新たな資金調達ルートにより、今後の地域的な成長を促進できます」と、モルガン・スタンレーは述べている。

しかし、9.375%という高金利は、年間の金利出費が2,800万米ドル(約30億円)にまで達することを意味する。なお、この額は2017年の利益の11%を占める。

さらにモルガン・スタンレーは、利益の11%を金利の支払いに充てるという運営が、短期間的に2018-2019 EBITDA(金利・税金・償却前利益)(現在39および22%)の想定を促進しないとも加えている。

また、マカオのジャンケットであるメグスター(Meg-Star)の開始遅れにより(2018年第2四半期から2018年第3四半期に変更)、VIP想定を引き下げたが、中国からの訪問者の上昇により、マス収益の想定を大幅に引き上げている。(AGB)