会計検査院の調査によると、競馬や競輪で大金を手に入れた人達の約80%が賭博収入を税務当局に報告していないとのこと。
競馬場等で大金を勝ち取った人達は単純に当たり馬券を提示するだけで集金を行うことができ、自分自身の身元をスタッフに明らかにする必要が特にないため、会計検査院らが調査を行う際に手元にあった記録は少ないものだった。
会計検査院は高額の賭け金獲得により約127億円もの年間払戻金の支払いが行われた2015年のデータをもとにそのうちの約100億円は税金としての申告がされていないであろうことを推定。
会計検査院は公営競技のギャンブルに関与している政府省庁および公営競技機関がギャンブラーらに賞金を正確に報告するよう促す努力を強化するよう要請した。
まだ決定されてはいないものの、IR業界の設立の前準備として将来的には公営競技機関自身が大金の獲得者らの情報を収集する要請が出てくる可能性もある。(AGB Nippon)