新たな記録によると2017年度の北海道を訪れた観光客の数は前年度比3%増の5610万人に達したとのこと。
とはいえこの傾向は北海道の人口減少が国内旅行数にも影響を及ぼす可能性を考えれば、この数値が容易に今後も続くとは考えづらい。北海道の観光客の84%は道内から来ていた。
著しく増加する可能性が高いと思われる観光客は外国人観光客であり、2017年度には約280万人にものぼった。中国からの観光客が24%を占めており、国別で最大のグループとなっている。
道庁は2020年度までに500万人の外国人観光客を呼び寄せるという目標を掲げているが、難易度が若干高すぎる可能性もある。
地震の影響で先週一時的に業務を中断することを余儀なくされた新千歳空港は、外国人観光客を北海道に引き寄せることにつながる重要な要素である。また苫小牧IR計画も空港までの近さに大きく頼っている。
北海道庁の主な課題の1つはより多くの観光客がさらに田舎や僻地等にアクセスできるよう、基礎構造の改善を行うことである。(AGB Nippon)